元カレ教師



「お爺ちゃんの所に行かなくちゃいけないんだ。
お爺ちゃんの面倒見る人いないから。」


未来のお婆ちゃんは去年他界した。


「そっか…」


「うん。」


また降りる沈黙。


お互いドーナツに手を付けないまま、時は流れていく。


その間、未来が何考えているかは手に取るような分かった。


未来はあたしと全く同じ事を考えている。


「あたし達、やっぱり2co1だね。」


「未来も同じ事思ってた。
妃奈の考えてる事超分かるもん。」


未来は優しく微笑みまた話始める。