「メール見た?」


いつものみやびちゃんではない。


「見たよ。
だから!」


「じゃあ何で来たのよ?
もう話しかけたりするのやめてって書いてなかった?」


回りの視線は全てあたし達の方に向けられた。


「だいたい、今までよく友達面出来たわよね。
応援するフリして。」


「違う!
本当にみやびちゃんのこと応援してた!!」


「まだそんな事言うの!?
北条先生と付き合ってたくせに。」


「…」


あたしは、何も言えなくなった。


偽りの噂ならいくらでも否定出来る。


でも真実なら、肯定する以外に道は無いのだ。