「隣、座ってもいい?」
1人の女の子があたしに声をかけた。
確か隣のクラスの…
「いいよ。」
「ありがとう。」
女の子はそう言って綺麗にあたしの隣の席に座る。
そう、名前は、如月みやび。
お母さんが茶道の跡取りかなんかで、和風な超お嬢様。
今時いない大和撫子の代名詞。
狙ってる男子の数はクラスに平均2人と聞いている。
まぁ未来の次の次ぐらいかな?
「良かったらお名前教えてもらってもいい?」
「あたしは滝沢妃奈。
如月みやびさんだよね?」
「えぇ、よろしくね。」
彼女は花みたいにニッコリ笑った。
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