翌日
「妃奈、おはよう!」
校門前で未来に会った。
「おはよう。
はぁ~、今日も眠い。」
「妃奈が朝眠くない時っていつ?」
「失礼ね。
あるわよ。」
「4年に1回?」
「あたしの目覚めの良い朝はオリンピック?」
そんな冗談を言いながら、あたしは校舎に入ってく。
「あ、みやびちゃん!」
「本当だ。」
今日は幸運だ。
朝から未来とみやびちゃんに会えた。
「みやびちゃん!」
あたしは声を掛けた。
みやびちゃんは声に気付いたのだろう。
こちらを見た。
目があった。
あたしはみやびちゃんに向かって手を降った。
だが…



