元カレ教師



その後、今までに無い程暖かな雰囲気の休み時間となった。


今の授業で北条先生の好感度は急上昇した。


北条先生は単に厳しいだけじゃないって分かったからだ。


自分達の実力が認められた。


それはあたし達にとってはとても嬉しい事だ。


「なんか一気に皆変わったね。」


未来が言った。


「そうだね。」


「妃奈、さっきご免ね。」


「いいよ、別に。
点数悪かったわけじゃないし。
気にしてないから。」


「じゃあ何でそんなに元気ないのよ?」


「それは…」


「?」


何だか馬鹿みたいと思ったからだ。


今、北条先生の好感度がいきなりあがって


何だか…寂しいような気がした。