未来が叫ぶと共に、ポツポツと驚嘆の声が聞こえてくる。
「68点!?」
「嘘だろ!」
「滝沢さん凄い!」
一瞬にしてあたしの点数はクラス中に知れた。
「未来…」
「ご免!!」
「長谷川、声デカいぞ。」
北条先生も注意した。
「ご免なさい。」
「はぁ、…皆席につけ!」
皆が席につくと、北条先生は話を始めた。
「さっき褒めたばかりだが、中には滝沢みたいにすっげー点数取る奴もいる。
もしかしたら皆ももっと頑張ってたら滝沢ぐらいの点数を取れかもしれない。
得意不得意は人によって差があるけど、次のテストではもっと頑張れよ!
って事でまずは訂正ないか確認してくれ。」
それからはずっとテストの解説だった。
北条先生ははっきり言って教え方上手い。
テストは難しかったけど、解説聞いて理解していった。



