あたし達は学校の近くにある手作りのドーナッツ屋さんに行った。 去年から行きつけにしているお店だ。 お店の中も可愛くって、ドーナッツも美味しくって、スッゴい良い感じ♪ しかも、学校の近くなのに、あんまり誰も知らないというから、真剣な話をする時には持ってこいだ。 「ありがとうね。」 あたしは気を使ってくれた未来にお礼を言う。 「気にしないでよ。 ね? それより、大丈夫?」 「全然大丈夫だよ。」 「大丈夫って顔してないよ。」 あたしはドーナッツに運ぼうとした手を止めた。