だけど 何かが心の何処かに引っかかっていた。 怒りじゃない。 嫉妬でもない。 この思いを表す言葉は見付からなかった。 気付けば、木下先生を真っ直ぐに見ていた。 あたしは机を見た。 何やってるんだろう、あたし。 … そんな中、あっさりとした終礼が行われ、その後は質問タイムだった。 あたしはとっとと鞄を手にして教室を出た。 「妃奈!」 未来が追いかけてきてくれた。 「ドーナッツ食べていこ?」 未来はいつもみたいに言ってくれた。