翌日、


あたしは教室に入る前に思いっきり深呼吸した。


学校来るまでにも結構いろんな人に見られてる。


「おはよー。」


教室に入ると、案の定沢山の人があたしを見た。


こういう日に限って未来がいない。


「滝沢さん、」


山野さんだ。


最近関わる事多いなぁ。


「ん?」


「ちょっといいかな?」


嫌と言いたいが言える筈ない。


「いいよ。」


あたしは快く返事するようにした。


それからあたしと山野さんは屋上に行った。


行きながらあたしは考えた。


よく考えたら、別に隠す事なんかなかった。


起きたら北条先生がいてただけじゃん。