その日のロングホームルームで劇の配役について決めていた。 皆に、 この人はこの役が適任! っていうのを紙に書いてもらっていたのだ。 「では、クラス全員の投票により、『萌えピンク』は長谷川未来さんに決定!」 学年、否、学校1の美少女の称号を持っている未来は劇でも勿論主役である。 そこはあっさり決まったのだが 「でも他の役についてはまだ全然決まっていません!!」 そう、皆紙には同じ事を書いたのだ。 『萌えピンク…長谷川さん』 だけ!?みたいな