元カレ教師



あたしはこれでもかと言うほど泣いた。


泣いて泣いて泣きまくった。

今までの事全部…


ずっと見守ってくれたお姉ちゃん


まだ13歳なのに泊まりも何でも許してくれたお母さんとお父さん


話を聞いて慰めてくれたり、一緒に泣いてくれた未来


昴、昴って思い出しては泣いてた中学の頃


もう後ろを振り向かないって決めたまだ15歳だった春


それでも忘れる事が出来なかった去年1年間


そして


“先生”としての彼との邂逅


全てが今のあたしに繋がっていた。