あたしは誰もいない暗い階段を降りていった。 少なくとも、階段を降り始めた時はあたし1人だった。 だが… 誰かの足音が聞こえた。 先生かな? あたしは気にせず階段を降りた。 「滝沢?」 「ひゃー!!」 あたしは階段から滑り落ちる寸前の所までいった。 あたしは辺りを見回した。 「ほ、北条先生?」 驚きすぎたあたしは舌を噛んだ。 北条先生はあたしの傍まで来た。 「大丈夫か?」 「あ、大丈夫です。」 …超ハズいんですけど。