「滝沢…ありがとう。 って事で、滝沢と常田以外解散!」 え? 何? 更なる居残り? 「さようなら!」 解放感に包まれた女子2人は笑顔で教室を去っていった。 教室は、北条先生と常田君とあたしの3人だけである。 「本当に悪かったな。 ご免な、マジで。」 北条先生は再び頭を下げた。 … 何か急に昔の事が思い出された。 デートに遅刻したら、いつも昴はこうやって頭下げてたよね。 … 北条先生、マジで悪いって思ってるんだ。