元カレ教師



「常田、文化委員やってくれない?
男子今お前しかいないしさ。」


委員会というのは、男子1人、女子1人が原則であった。


この瞬間、悲しいルールにより、常田君の文化委員決定が強制的に決まった。


「で、女子も誰かやってくれ!
頼む!」


北条先生は頭を下げた。


だが、流石に北条先生の頼みでも、文化委員に立候補する女子はいなかった。


が…


「あたし、やります。」


気付けば、自分の口がそう言っていた。