「そうなんだ。 あ!」 「何かあ…」 常田君だった。 「じゃあ妃奈ちゃん、私トイレ行ってくるね。」 みやびちゃんはニヤニヤ笑いながら教室を出ていった。 教室の中は あたしと常田君の2人きりになった。 音一つなうシンとした教室。 … なんか緊張する。 そして ドキドキする。 耐えられなくなったあたしは立ち上がり、教室を後にした。