サキ> うん、わかった。じゃぁ、また明日ね……チュッ サキはキスの感触を残して去っていった。 おれはどうかしているのだろうか? キーボードから手を離し、冷たいソフトドリンクを飲んで頭の中をリセットしようとしても考えるのはサキのこと。 サキから打ち込まれてくる文字を読んで感情を揺さぶられ、弄ばれてしまった。 相手は大学生の女の子という保障もないのに、まるで実際に付き合っている彼女のような会話をして楽しんでいる自分がいる。