ジュンとトモミとは2ヶ月会っていなくて。 珈琲店で会った時、ビックリされて。 ……。 ……! あぁ、そうか。 だからボクは記憶がなかったんだ。 手紙を持っている自分の手が透明になっている。 蘇る記憶。 ――ボクは手術に耐えることが出来なかったんだ。 手術の前日、この手紙をジュンに渡して、退院したらハンバーグ食べたい、とか、どうでもいい話を笑いながら話していたのに。 ジュンとトモミが手術直前まで、手をギュッと握ってくれていたのに。