え?人がいたの?
「サトウさぁん、いつものコーヒーね!」
男は“いらっしゃいませ”の声が聞こえた方にそう言った。
その言葉になんとなく、ここが喫茶店か何かということが分かる。
ますます、なぜココにいるかは分からなくなったけど。
男女は、ボクの斜め前に座った。
もう熱くない甘いミルクティーみたいな色のコーヒーを飲みながら、チラチラと男女を見てしまう。
知り合いとかそういうんじゃないけど、なんとなく暇で視線の置き場所に困っているから、さ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…