あの引き出しには確か……ジュンが慌ててしまった紙の束があるんだよな。 コーラの缶が潰れるくらい握りしめ、小幅を小さめにして、足を一歩ずつ引き出しに向ける。 なんか悪いことをしている気分だ。 いや、気分だけじゃなくて、実際に“悪いこと”だよな。 心の中で静かに独り言を繰り返す。 ゴメン、ジュン。 最後に心の中でそうつぶやいて、引き出しを開けた。 ……! いくつもの紙が束になっているかと思っていたけど、違う。