ボクに飛んできたビンタはあまり痛くなかったから、頬をさする程度で良かったけど、ジュンは……かなりのダメージを受けたみたいだ。 蹴られたところを強く押さえて、少し涙目で、日本語じゃ解読出来ない悲鳴をあげている。 その姿はかわいそうというより面白くて、笑っちゃいけないと思いつつ、トモミと一緒に声を殺しながら笑ってしまった。 「……くくっ。やばい、ウケる」 「……笑うな!マジでいてぇんだから!シップ貼ってくる!」 尻を押さえたまま、ジュンは四つん這いになってドアを開けて部屋から出た。