「ボクは漫画じゃダメなんだよ。やっぱり写真じゃないとね。それかDVDとか」


 漫画はリアリティに欠ける。


 女の素肌を見たら、こう……ムラムラ~……っとして。


「ほほう、じゃあオレが気に入っているAV女優のDVDを――…」


 ジュンは上半身を前に倒して、テーブルと1cmも離れていないベッドの下に手を突っ込み、手探りで何か(AVだと思われる)を探している。


「アタシの前でなんて話をしているの!アタシがいない時に語ればいいじゃない」


 ジュンの尻に鋭い蹴りが。


 ボクの頬に軽いビンタが。