モチロン、ボクに対してではなくジュンに対して。 ジュンの前にあるハンバーグは切られていないため、形が変わっていない。 つい……つい、言ってしまった。 「早く食べろよ、ジュン」 ジュンの名前を、呼んじゃった、無意識に。 ジュンの表情はみるみるうちに…… 「やっと名前を呼んでくれた!」 明るくなった。 「いや~、2ヶ月会っていないだけで名前を忘れられたのかと思っていたからさぁ。安心した」 明るい表情のまま、全く切られていなかったハンバーグに、ようやくナイフの先を刺したジュン。