店員が“少々お待ち下さい”と言って背中を見せると、ジュンがメニューをしまってボクをまっすぐ見つめてきた。 「どう?今すごく楽しいだろ?」 勝ち誇ったような笑み。 ……悔しいけど、その通り。 今かなり気持ちが高ぶっている、ワクワクしている。 「うん、たの……しい」 「だろ~!言ったじゃん!な?」 ゴツい手をボクの頭にポンポンとのせられて、クシャクシャになるボクの髪。 憎めないやつだな、ジュンって。 「よかった~。楽しくないって言われたらどうしょうかと思った」 トモミも。