愚連隊一式を傘下に置くっていうのはわかる。

だって、暴走族の頭になる人間は一度は考えることだから。

あたしも盛ってた時は、そんな事を考えた事もある。

「え?え?何、誰の?」

ガラステーブルに乗り出した。

「お前の。」

「お前。って?」

「那瑠の。」

名前を言われて、自分に誤魔化しきれなくなった。

なぜ、また。

あたしの?