予想はしてた。 でも予想してても人って言うのは不器用で。 揺らいでしまう。 「お前を助けるって言うのは言い訳だ。」 あら、と肩を竦めた。 そしたらコキッと首が鳴った。 良壱はそれに反応して、あたしの方を見る。 「本当にやりたい、本望の方は。 北街の愚連隊一式をお前の所の傘下に置くことだった。」 思わず、口が開いた。 特別、何かを言う訳でもなくてただ。 唖然と呆然とした。