あたしは聞き終えた後、プチトマトを噛んでいた。 「…鈴の下の奴は、見事に潰された。」 良壱は近くの牛乳パックを取った。 「でも、俺らのチームじゃねぇ“青い鳥”って野郎にだ。 ある意味、襲撃だな。」 “青い鳥”と聞いた時に確信した。 あたしは自分の身の回りの事をちゃんと話さないといけない。 「お前が鈴の下のチームに入ったのは、噂では聞いてた。だから、あの夜電話した。」 あたしは頷く。 「それでも、元気そうな感じだったから襲撃は避けられたのかと思ってたら、その有り様。」