テレビを見ながら、良壱の隣に座った。 何故かわからないけど、あたしの甘える行為と良壱が思う甘える行為は違うらしい。 未だにそれはよくわからない。 普通に女の子をやっていれば、そういう事も分かったのかな。 未だにそれもよくわからない。 ただ、良壱の隣にいるのは心地が良い。 それだけはよく分かる。 テレビをぼーっと見ていた。 良壱があたしの脇腹に手を回して、引き寄せる。