そして、良壱の口から出るのは、あまり聞きたくない事。 「お前ん家行く。つか、家族とか言わなくていいのか?」 何を?とは聞かない。 多分、良壱の家に泊まってること。 「大丈夫。」 あたしはテレビを見ながら笑った。 少し顔が引き攣ったけど良壱にはわかんない。 「明日、学校終わったらお前ん家行く。」 もうそれは、予定ではなくなっていて。 『決定事項』と言った方が、あってる。