「私がスイッチ持ってることなんてこの教室の人しか知らない。 ねえ、言って。言わないと…押すよ?」 それでも誰も何も言わないから、私は大袈裟にため息をついた。 外は相変わらずうるさい。私に何か言ってるみたいだけど、全然耳に入ってこない。