女子はそれだけ言うと、その場を離れようとゆっくりと歩き出した。 だが振り返って、明るい口調で言った。 「あ、一つだけある。あんたが生きる価値。 私の代わりに梨華に恥かかせてやることが出来たじゃん? またなんかむかつくことあったら頼むわ。」