ばくだんスイッチ―いじめに対抗する「権力」―

楠本梨華は私を抱き締めてて、今まで聞いたことないような優しい穏やかな声で私に話しかけた。

「こんなことするなんて…馬鹿だよ。

こんなことしなくたって誰もあんたを死なせたりしないよ。」

いくら優しい声でも、いくら優しい口調でも。

私はその言葉を信じられない。だって現に私は…。