「沙耶、おはよ。」 彼女は沙耶(さや) 高校からの友達で、今は心を開くことのできる親友。 そして、私の過去を知っている人。 私は沙耶の隣に座る。 「ねぇ、愛美。」 「ん?」 「今日合コンあるんだ~。愛美も行かない?」 「やだ。興味ないもん。」 「愛美・・・まだ優輝くんのこと・・」 「その話はなし!講義始まるよ?とりあえず、合コンには行かない。」 沙耶が心配そうに見つめる。 ・・そうだよ、沙耶。