理由は分からないけど、美雪にしてみれば、何か俺を避けたい事情があるんだろう。 それが解決出来るものなら、もっと美雪に近付きたい。 けど。 どうしようもない事なら……。 俺は諦めるしかない。 美雪には、笑ってて欲しい。 そう思ってるのに、自分が原因で笑えないなら、俺は傍に居るべきじゃない。 そんな事を考えながら、プールが見える海辺を歩いていた。