君の笑顔の傍に居させて



「はぁ……」

「ほら、9回目」

「えっ?」




あっ、また……ため息。



「おまえは恋する乙女か?」

からかう様に俊夫が言った。



反論する気になれない。



「正直……戸惑ってんだよ」

俺は素直に心情を暴露した。


「何が?」