君の笑顔の傍に居させて



自分でも信じられなかった。


──1人の女に、これ程熱くなれるなんて……。



俊夫が言う通り、俺は学生時代はバスケの事しか頭にない感じだった。


別に周りのみんなみたいな恋愛に興味が無かった訳じゃない。

けど、なんて言うか……。

心を動かされるような気持ちになった事は、無かった。