君の笑顔の傍に居させて



──いや、まさか。


心の何処かで引っ掛かるものはあったけど、俺はそれらを否定した。


そんな偶然、出来すぎだろ?


僚二が居なくなった海で、あいつのイトコの俺が、あいつのもしかしたら彼女かもしれない女の子と出会って、一目惚れする……なんて。



有り得ない。



ないない。



……。