君の笑顔の傍に居させて


「やっと堅くなくなった♪」


思わず、俺は笑いながらそう言った。

で、なんで彼氏がいるか質問した理由を教えようとした時。



「美雪―!」


合宿所の方から男の声がする。



もしかして……彼氏、か?



なんとなく気になって、立ってそっちを見た。


けど、逆光だし暗闇で距離もあり、どんな男が呼んだのか分からなかった。