「じゃぁ、いつから?」 「美雪が熱出して寝込んでた時に俊夫に学校名を聞いてね……あっ、俊夫って、大村だよ。それで初めて知った」 俺がそう答えると、美雪は暫く沈黙した。 そして、やっと出て来た言葉は……。 「知ってたんだ? ……また、会えるの……」 さっきより声のトーンが沈んでいた。