君の笑顔の傍に居させて


「自己紹介?
 えー、沖野涼、25才。
 アメリカに1年間の留学の経験あり。
 担当教科は英語で、学生時代バスケをしていたので、バスケ部にも顔を出します。バスケ部員のみんなはよろしく。
 まぁ、後は付き合っていくうちに分かるだろうから、これ位で……。
 臨時なので約6ヶ月だけど、みんな、よろしくお願いします」


俺がそう挨拶すると、クラス内がザワザワし始めた。


「はーい、沖野先生、質問」

1人の生徒……えーと、斎藤……そう、斎藤が手を挙げた。