君の笑顔の傍に居させて


少しずつ、鼓動が早くなってくるのを感じた。



やべぇ……落ち着け、俺。

大きく1つ深呼吸をする。



「東野。理由は後でいいから、席に着け」

北野先生はそう一言言った。



それに対して、やっと呼吸が落ち着いたのか、曲げていた体を起こして見えたのは……。



……美雪……。