君の笑顔の傍に居させて


ここ3日間で1つ気付いたのは、別れ際の俺の挨拶の仕方で、やっぱり美雪は淋しがり屋なんだ、って分かった。



俺が『じゃぁ、また』としか言わないと、必ず、美雪は淋しそうな表情で『また、っていつ?』と訊いてくるようになった。

逆に『じゃぁ、また今晩、海で』とか予告すると、安心したように『じゃぁ、またね』とだけ言って、その場を離れる。



多分。



いつか、俺が突然、目の前から消えるんじゃないか……って、不安なんじゃないだろうか?



それが何か、美雪のトラウマのような気がしてならなかった。