何番目でもよかった。 『イ』チ番目でなければ。 俺が消えても、何一つ変わらないんじゃないかと思えるくらいがよかった。 はじめに望んだのは、それだけだった。 それだけの位置を望むことすら躊躇われたのに。 さいごに、彼女の泣き顔を 初めて見れたことすら幸せだ。