君の隣~サッカーボールを追いかけて~

周りを見回し、パスの出しどころを探す。


左に味方選手がいて、そこにパス。


その選手がシュートを打つも、ゴールを大きく超えて行った。


時間がたつに連れて、どんどんうちのチームのペースになっていく。


修斗も絶好調。


ドリブルで相手をどんどん抜いていく。


「行け!」


選手の動きがよくなると、自然に応援の声も大きくなる。


ゴール約15メートル前、修斗がボールを放った。


「入った!」


綺麗な弧を描いたボールは、キーパーに触れられることなくゴール右隅に収まった。


響く吹奏楽の音に、一段と増した応援の声。


ピッチの上では、選手に囲まれ喜んでいる修斗の姿があった。


「あと少しだよ」


時間はどんどん過ぎ、後半残り7分。