親の離婚に対して私の

心がズタズタになって

いるとは知らなかった。

私はその日から毎晩

泣いて過ごした。

学校が始まっても

毎晩泣いていたせいか

久美子が不思議に感じた。

「千佳子。目が毎日腫れて

いるけど何かあった?」

「親が離婚して、どっちも

引き取ってくれなく、

私1人で暮らすことになって。

本当は寂しくないと

感じていたのに、何故か

毎晩泣いて過ごしているの。」

「千佳子、何で言って

くれなかったの?」

「ごめん。言いにくかった」

と久美子に話を先生が

聞いているとは知らなかった。