きみのて

翌日、ちび太の鳴き声で目を覚ます。

なんだか頭がぼぅっとしている。

一応体温を測ってみると、38度あった。


まあ38度くらいならいけるだろ。

わたしはバイトへ行く準備をした。
さっちゃんから紹介されたテレマのバイトを、あれからずっと続けていた。


「おはよー。」


弟の孝也に声をかける。


「はよー。・・・って、なんか顔赤くない?」

「よくわかるね。熱あんだ。」

「どれくらい?」

「38度。」

「で、バイト行くの?」

「うぬ。」

「タフだなー。」


がんばれよー、と孝也に見送られながら、わたしはいつも通り、バイトへ向かった。
バイト先のビルを目の前にした時、携帯が鳴った。