陽路は新しい場所で、新しい人たちと、新しい明日を迎えるために。

俺と陽路と蒼兄との思い出が詰まった、この地を去った。

陽路は、やっぱり強かったね。

俺だって陽路の決意に負けないように、ちゃんと蒼兄との約束を守れるように、強くなるよ。

離れていても、そばにいられなくても、陽路をちゃんと支えられるくらいに。

俺は何があっても、どんなことがあっても、陽路の味方だから。

陽路が大好きだから。

だから、少しは俺を頼ってよね。


それぞれの明日に歩き出しても、思うことはただ一つ……

ただ、“君を守りたい”。






【 END 】