君がいた日々


「陽路っ!!」


いてもたってもいられなくなって、隠れていた場所から飛び出し、陽路の右手を掴んだ。

おばさんはこっちを見て一瞬驚いた後軽くほほえみ、家に戻っていく。

陽路は俺を見て目を見開き、驚きや戸惑いが入り交じったような表情を浮かべていた。


「……とりあえず、中入る?」


小首を傾げながらそう問われ、俺は陽路に従い、何度も入ったことのある陽路の部屋へと通された。

小さなテーブルを挟み、向かい合うようなカタチで腰掛ける。
ドット柄のクッションを抱いた陽路が、ゆっくりと俺に視線を合わせた。