君がいた日々


卒業式が終わり、卒業生が帰路についた後、在校生は校舎内の片付けをしてから下校となった。

陽路と一緒じゃない帰り道。
明日からずっとそうなのかと思うと、胸がぎゅっと締め付けられる気がした。

あぁでも。

どうせ方向的には一緒だ。
一緒に行こうと思えば、行けないわけではない。そう思い直し、なんだか少し安心した自分に、呆れたように笑みがこぼれた。

蒼兄と約束したのに。
俺が陽路にばっかり依存してたらダメなんだ。

蒼兄の代わりに俺が。
蒼兄の代わりには到底なれないかもしれないけど、できる限りでやっていかなきゃならない。

あんな不安定な陽路を、放っておける訳ないじゃん。