そして、今日は陽路の卒業式だった。 本当だったら、蒼兄も今日卒業を迎えられたはずだったのに。 陽路と蒼兄、二人笑顔で卒業して 二人笑顔で中学へ入学して。 小学校と中学校、俺は二人と校舎は変わってしまうけど、また三人で一緒に過ごす。 なんて、そんな未来があるんだとただ漠然と思って、信じていた俺。 でも。 夢を長く見ることも許さないように、 俺たちの明日をただ壊すように、 待ち受けていた未来は、何とも残酷なものだった。 もう、三人で過ごす明日は永遠にない。