思わずうつむいてしまった俺の頭に、おばさんの手が伸びてきた。そして、優しくぽんっとされる。 「涼夜君。涼夜君と陽路ちゃんは、蒼の分までちゃんと生きてね。そして涼夜君はちゃんと陽路ちゃんのこと、支えてあげるのよ。」 それと同時に降ってきた言葉に、俺はゆっくりと首を縦に振った。 だってそんなの、当たり前。 それは、俺と蒼兄が最後に交わした約束、男同士のヒミツの会話…。 「あたりまえだよ、おばさん。」 「あら、頼もしい。」 俺はもう絶対、陽路を泣かせたくないんだ。